今回は部屋干しについて、書いていきたいと思います。
部屋干しって聞くと、マイナスなイメージを持つ方も少なくないと思いますが、僕は「部屋干しこそ衣類のために最高の干し方」だと思っています。
|実は、我が家は、一年中部屋干しです。
天日干しの気持ちよさもわからなくもないのですが・・・本当に外干しが服にとっていいのか??というと、僕は疑問がありますよ。
具体的に、気になる点としては次の3つ。
●衣類も日焼けをする。
紫外線は殺菌作用もあるので、それによって服が除菌されるという面もありますが、人の肌と一緒で、衣類も日焼けをします。それによって、色あせしたり、繊維がもろくなったり・・・・実はデメリットのほうが多いのではないか??というのが僕の見解です。
●ホコリに花粉、黄砂にPM2.5・・・・
外に干すと、気持ちが良い感じがしますが、実は汚れをつけている可能性もあると思うのです。エアコンの室外機とか見て頂くと、黒ずんで汚れて来ますよね〜??これは外が汚れている証拠でしょう。そんなところに洗いたての衣類を出すなんて・・・・僕には・・・・考えられない・・・・(笑)濡れた状態だと汚れも吸着しやすいですしね。
●部屋干しなら、天気に左右されない
僕は毎日洗濯するので、天気に左右されて洗濯ができないとなれば、発狂してしまう(笑)発狂というのは言い過ぎでも、お風呂に入ったり歯を磨くのと同じ感じで毎日洗濯したほうが実は洗濯の負担も軽く楽なのです。毎日洗濯するためにも、部屋干しが一番です。
以上のことから、部屋干しこそ最強だと思うわけです。
|そもそも、なぜ洗濯してもニオうのか??
洗濯のアドバイスをしていると、「部屋に干すから臭う」と思っている人も多いのですが、違います。外干しでも臭う時は臭いますからね!部屋干しでも、外干しでも、服がニオってしまうという場合は服が病気になっているようなものです、洗濯を根本的に見なおしたほうがいいです!!
そもそも洗濯物がクサくなるその原因の多くは「雑菌」が原因。主に、「モラクセラ菌」と呼ばれる細菌が増えることでニオイが発生すると言われています。菌自体はニオわないのですが、菌が増えていく過程で出す排泄物 (要は菌のウンチみたいなもの・・・)がニオイの原因になります。人間の中で、冬に「インフルエンザウイルス」が流行るみたいな感じで、服の間では「フククサイウィルス(中村が命名・笑)」が流行りやすい季節、服が体調を崩しやすい季節が梅雨なんです!!
この「フククサイウィルス」が増えるのには、カビなど他の菌と同様に「温度」と「水分」が必要です。梅雨時などは気温は高くなってきていますし、湿気も多い時期なので「フククサイウィルス」が繁殖しやすい季節。しかも、洗濯物がいつまでも湿っていれは絶好の環境なわけです。
ですから、洗濯物が臭わないように気をつけるべきは、この菌を増やさないこと。
具体的に、気をつけるべきポイントとしては、次の3つです。
1、洗う前に菌を増やさない。こまめに洗う。
2、汚れや菌が落ちやすい洗い方をする。
3、速く乾きやすいように、干し方を工夫をする。
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
|1、洗う前に菌を増やさない&こまめに洗う。
菌は、汚れがあって、湿っている状態が続くとドンドン増殖します。
それを防ぐために、できるだけこまめに洗うことがポイント。汚れも早けれ早いほど落ちやすいですしね。部屋干しを前提にしてしまえば、天気に左右されずに毎日洗濯できるので、ドンドン洗ってしまう事をおすすめします。
ただ、そうは言っても、毎日洗濯できないという場合は、汚れた部分だけでも洗っておくとか、汗やお風呂あがりの水分などで湿ったものがある場合は、洗濯機やかごに入れずに一旦干しておくことも有効です。我が家もバスタオルは使用後一旦乾かしてからかごに入れています。
|2、汚れや菌が落ちやすい洗い方をする。
これに一番効果的なのが、「お湯」を使うこと。お湯を使うことで、繊維や汚れが緩んで落ちやすくなりますし、洗剤も働きが良くなります。40℃くらいのお湯で洗えるとかなり汚れは落ちやすくなります。
我が家では、洗濯機の横の水道が伸びるようになっているので、ここを目一杯伸ばせるように調整して、お湯を投入しています。
こんな感じ(笑)
●お湯がいいなら、残り湯を使ってもいいか??
基本的には使ってもいいと思いますが、次の2点に気をつけましょう。
・お湯が明らかに汚れている場合は使わない。
洗剤がお湯の汚れに作用してしまい、服の汚れが落ちないことが考えられますし、余計に汚れをつけることにもつながりかねません。また、入浴剤を使った場合は、洗濯に使えるかパッケージで確認を。
・入浴直後に使う。
翌朝など、お湯がだいぶ冷えてしまっている場合は洗浄力アップの効果が出にくいです。
また、時間を置いた残り湯はすでに菌がかなり増殖している可能性が非常に高いのでオススメできません。
●もうすでに臭ってしまったら・・・
洗濯機でお湯で洗っても匂いが取れない場合、デオドラント温浴(参考→中村式漬け込み洗い3つの「温浴」テクニック」)を、試してみてください!
|3、速く乾きやすいように、干し方を工夫をする。
我が家の部屋干し場所は、お風呂!
元々付いている浴室乾燥用のバーに加えて、突っ張り棒でもう一本作り2箇所に干せるようにしています。
突っ張り棒がダサいのが玉にキズですが・・・(笑)
なぜ、お風呂に干すのか??その理由としては・・・
●洗濯機から2歩で着く
洗濯した後、色々と動くのってムダです。洗濯機から出したら2歩で干せる風呂場こそ最強。洗濯機のそばにお風呂場ない人ゴメンナサイ(笑)
●換気扇が付いている
濡れた服を乾かすのに、空気を動かすことはもっとも重要です。換気扇だけ回して、丸一日干しておけば完全に乾いています。浴室乾燥もついていますが、ほとんど使いません。換気扇でしっかり空気を循環していく。電気代も抑えられますしね。
●干しっぱなしでも邪魔にならない
お風呂場ってお風呂にはいる時しか使わないので、干しっぱなしにしても邪魔になりません。
●隔離した状態を作れる。
部屋干ししている時、冬場は乾燥対策になっていいのですが、梅雨時などは、逆に部屋の湿度を上げてしまい不快になりますよね。お風呂場に干せば、お風呂の狭い空間の湿度を下げることを考えればいいので、除湿などをするにしても効率良く出来ますから、結果的に乾きやすい空間を作れます。また、料理する場所のちかくで干してしまうと、洗い上がった服が、焼き魚のニオイになったり。。。これは嫌でしょ(笑)ある程度、隔離した空間を作ることって干す時には大事です。
●衣類が乾くときにポイントとなるのが、「服の表面積を広げること」と、「空気の循環」。
「服の表面積を広げる」
重なり合った部分は乾きにくくなってしまいます。
重なる部分をできるだけ無くして、洗濯物の表面積を広げて干すことがまず大事。
例えば・・・
・シャツであれば襟を立てたりボタンをはずす
・パンツであれば筒状にしたり裏返すことで繊維の重なりを軽減、風に当たりやすいようにします。
●パーカーは、フードの内側が乾きやすいように、「逆バンザイ干し」や「フードピンチ干し」などを採用して干し方にひと工夫する。
我が家では、こういった感じで洗濯物の表面積を広げた状態にしておき、換気扇をつけて干しています。
基本的には換気扇のみで乾いてしまうのですが、短時間で乾かしたい時には、扇風機や除湿機、浴室乾燥などを併用する時もあります。
|毎日の洗濯のローテーション、僕はこんな感じです。
最後に僕の毎日の洗濯ローテションをご紹介して終わりたいと思います。
僕は昼間は仕事しているので基本夜にしか洗濯できないので夜にします。
お風呂に入るタイミングで洗濯機を回すか、お風呂から出た時に洗濯機を回すのですが・・・・
1、お風呂にお湯をために行く
2,前日にお風呂場に干した洗濯物をたたみながら
&アイロンかけながら取り込む
3、お湯がたまる。
4、服を脱ぐ
5、洗濯機で洗う
6、お風呂から出る。
7、干す
以下、毎日繰り返し(笑)
こんな感じで毎日の洗濯をしています!
いかがでしたでしょうか??服のために、部屋干し採用してみませんか??